【閉店】麺商人康介のつけ麺の口コミ　東武日光線「杉戸高野台駅」

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2011年3月29日

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【閉店】麺商人康介のつけ麺　幸手市

幸手エリアでは珍しい魚介系醤油に、ブランド小麦粉『傾奇者』を使用した極太麺を合わせたつけ麺を提供している。
節系を前面に押し出した魚介系醤油のつけダレは、粗い鰹の節粉が麺にも絡み付き、魚介系の風味を強く、強く印象付ける。甘めのカエシに酢の酸味がキリッと立ち、甘・辛・酸を効かせた基本に忠実なタレで、さっぱりした味わいが魚介を引き立てる。ただ、それだけに個性に欠け、ベースの豚骨ダシのパワー不足が否めない。大量に浮かべられた刻みタマネギが薬味として働き、節粉のダイレクトな風味によって傾いた味覚を引き戻してくれ、中盤以降の飽きを軽減させている。
傾奇者を使用し硬質感を打ち出した角のある極太麺は、かなり硬めの茹で加減で、ガッチリとした強い噛み応えがある。くっきりとした角がさらに硬さを強調し、自己を強く主張してくる麺だ。小麦感のわかりやすい味わいもあり、いかにもドロ系の濃厚なスープが合いそうな麺となっている。
デフォルトでも、なんとも豪華なフルトッピング仕様となっている。黄身がゼリー状でほんのり甘口の味玉、しっとり薄味のチャーシュー、ゴリッとしたメンマとどれもなかなか美味い。
基礎ができているし、課題が見えているぶん今後さらに磨きがかかるのに期待したい東埼玉の新星だ。