牛骨らぁ麺 マタドールの贅沢焼牛らぁ麺 足立区
大宮でのラー戦場を卒業し、個人の路面店として都内へ進出した2011年大注目の新店。制約を解かれ新天地で振舞う意欲的な一杯は、闘牛のように凛として雄々しく、極上の演舞を愉しませる。
牛をベースとしながらも厳選された数多くの素材の旨味が引き出され、際限なく味わいに広がりをみせる極上の清湯醤油。ベースのダシのみならず牛オイルを浮かべることで、さらに牛のコクを深め、昆布をはじめとする繊細でいて豊満に香る魚介ダシが嫌みなくすーっと後を引かせる。スープの熱が落ち着いてくると、奥からジワリと鶏の旨味が沸き上がり、牛の旨味を支えつつ、また違った表情を覗かせるのだ。一口目のインパクトとしてはタレがやや優勢にも感じるが、ピンと通る醤油の味わいもフルーティな味醂の甘露さに抱かれ、角を立てないまろやかさでありながら端的に輪郭を浮かび上がらせるバランスも素晴らしい。
麺は三河屋製麺の平打ちの全粒粉麺を採用。しなやかな線を描く滑らかな細麺は、プツンと弾けるように噛み切れ、奥歯で噛み込む度に"ふわっ"と小麦が香り立つもの。製麺所や使用する麺の特長をしっかりと捉え、最大限にまで活かしきる技術も流石だ。
このラーメンを完成形へと導くトッピングも必食モノであり、甘く煮込まれた牛すじは、後半に伸びてくる鶏に負けじと牛の存在を再燃させ、目まぐるしく移ろう味わいに飽きさせない。焼牛はローストビーフのような仕上がりで、さっぱりでいて旨味溢れる逸品だ。少々高価ではあるが、これを食わずして店を出るのは勿体ないというものであり、是非オススメしたい。
2011年の新店の最高峰との声も高く、その名声に相応しい一杯を堪能させてくれる。
牛骨らぁ麺 マタドール(ぎゅうこつらぁめん またどーる)の店舗情報
牛骨らぁ麺 マタドールは東京メトロ各線、JR常磐線「北千住駅」より徒歩4分にある贅沢焼牛らぁ麺などが人気のお店。
2011年7月OPEN。
そごう大宮内のラーメン集合施設『ラー戦場』を卒業後、店主の地元である東京・北千住を新天地に選び、地元に愛される店を目指したお店だそうです。
カウンター席のみのバーのようなスタイリッシュな店内で、厨房が丸見えのオープンキッチンは余程の自身の表れか、まるで“闘牛士”の演舞を見ているかのような鮮やかな仕事ぶりを愉しませてくれます☆
メニューは、醤油の他にも、昆布の旨味とタレの分かり易さを重視した全くベクトルの異なる「塩」や、最近のトレンドの一つとも言える「細つけ麺」を味わうこともできます♪
また、コチラはお米にもこだわり、マイスターにより選ばれた「マタドール専用ライス」を使用した飯物も必食モノです♪
お店の所在地
東京都足立区千住東2-4-17 中村ビル1F牛骨らぁ麺 マタドールのアクセスと駐車場
牛骨らぁ麺 マタドールは東京メトロ各線、JR常磐線「北千住駅」より徒歩4分の周辺にあります。
駐車場はありませんでした。
(ここの情報はお店が発信している公式なものではありません。また、情報は過去のものも含まれ、現在は異なっている場合もあります。)